人口:約40万人。マレー・ポリネシア系。
居住地域:大陸では主に福建省、少数は上海、北京、武漢などに居住。大多数は台湾の山地に居住。
言語:南島語系、インドネシア語族に属するカオシャン族の言葉を使っている。
泰耶爾(泰雅)、鄒(曹)、排湾の3つの語群があり、13種の言語を使っている。
歴史:紀元前3万年から1.5万年までの旧石器時代に、台湾の台南「左鎮人」が台湾全域に移住するようになった。
カオシャン族のルーツは主に大陸南東部沿海一帯の古越人で、その後フィリピン群島と琉球群島から来た少数の住民と融合して形成されたとみられている。
中国政府の人口統計では福建省に3千人足らずだが、台湾では高山族としてカオシャン族9部族40万人が認められている。
カオシャン族という呼称は、「雅美」、「阿美」、「賽夏」、「泰雅」、「布農」、「曹」、「排湾」、「卑南」、「平埔」など、台湾の少数民族の総称。
現在でもカオシャン族の人びとは、顔に入れ墨を施し、歯に穴を開け、耳に骨などを通すなど独自の風習がある。
主に農業、林業、狩猟に従事している。
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