旧暦の12月(腊月)8日にあたることから腊八节(la ba jie)と呼ばれます。
古代では臘日と呼ばれており、秦の頃には祖先と神々を祭祀し、豊作や吉祥を祈り「臘祭」を行っていました。
その他に疫病を駆逐する祭祀も行われていました。これは古代の追儺(ついな=神を迎え悪鬼を追い払う儀式)が基になっています。
臘八節には、腊八粥:別名七宝五味粥を食べる習慣があります。この習慣は宋の時代に始まったとされていて、皇帝から庶民まで皆が腊八粥を作って食べていたそうです。
清朝に入るとこの習慣は更に盛んになっていきました。
臘八粥に入れる具材は中国各地で多岐に富んでいます。
特に北方では種類が多く、棗、ハスの実、クルミ、栗、杏、松の実、リュウガン、ハシバミの実、ブドウ、銀杏、菱の実、青ウメを糸のように細く刻んだ青絲、小豆、落花生など20以上の具材を入れます。
中国各地の臘八粥がこちらに掲載されています。
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