中国語表記
húběi
略称
鄂 è
省都
武漢 武汉 wǔhàn
位置
陽子江の中流に位置している。
面積
18万平方キロメートル
気候
亜熱帯季節風気候に属し、夏は、重慶、南京と並んで『中国三大釜戸』と呼ばれるほど蒸し暑い。年平均気温は13度?18度、最高気温は41度に達し、最低は-15度。
人口
約5,699万人。
主な都市
黄石市、十堰市、宜昌市、襄樊市、荊門市、鄂州市、孝感市、黄岡市など。
概要
洞庭湖の北側にあるので湖北と名づけられた。
大小1000以上の湖沼があるため、『千湖の省』とも呼ばれている。
農業と漁業が発達しており、中でも稲、麦、綿、シルク、茶、漆、柑橘類、魚類の産地。また、鉄鋼、自動車、船舶などの工業の主要生産地となっている。
また省内の『神農架』には希少な動植物が多く生息している。
市内には陽子江、漢水などの河がある。
観光スポット
鄂州西山風景区、古黄州東坡赤璧、黄梅五祖寺、三国時代の遺跡(古隆中→諸葛公明の居住地、蒲圻赤璧、長坂坡)、武当山、神農架など。
歴史
湖北省は歴史が古く、省内各地で原始人の化石が見つかっており、数十万年前には人類が生息していた。
また、京山県屈家嶺では4000年前の彩色陶器が出土しており、黄陂県では3500年前の商王朝の古城『盤龍城』の遺跡が発掘されている。
春秋、戦国時代は楚国に所属。漢時代は荊州に所属。
唐、宋時代は鄂州の管轄範囲になっていたので、そこからこの略称がきた。
明時代は湖廣行省に所属し、清代康煕3年(1664年)に湖北省が置かれた。
長江と漢水の合流点である省都武漢は、武漢三鎮(武昌・漢口・漢陽)と呼ばれた3都市が解放後に合併したもの。武昌は辛亥革命の起点としても有名。