中国でも有数の観光名所:桂林は、広西チワン族自治区の東北部に位置し、同自治区では南寧に次ぐ第二の都市でもあります。
年平均降雨量は1900ミリ、年平均日照時間は1550時間、年平均気温は19度で、1年中過ごしやすい気候です。
「桂林」という名称が史上最も早く使われたのは紀元前214年秦の時代です。始皇帝が中国南方に桂林、象、南海の3郡を設置したことに始まります。
考古学的には、桂林市内の甑皮岩洞窟から約1万年前のものと見られる人骨などの考古遺物が発掘されています。
下の写真は、桂林の代表的な風景で、世界遺産に登録されている中国南方カルストの一部です。
※2007年初登録時は雲南省石林、貴州省茘波、重慶武隆の3箇所が登録され、2014年の第38回世界遺産委員会で桂林、施秉、金佛山、環江の各カルスト地域が追加されました。